今回の尾根道紹介は秋は紅葉、春は桜の素晴らしい「殿ヶ谷の道」を紹介します。 この道は尾根道ではありませんが、長沼口から木道天空の道を通って長沼公園の広々とした草原を見ながら遊歩道を野猿峠口までのゆっくり歩いて30分の道です。短い距離ですが歩きやすく変化のある道で京王線の長沼駅からは長沼公園に入れる代表的な道です。(写真の撮影:11月17日)
- 京王線長沼駅からスタート
今回は京王線の長沼駅から歩きます。長沼駅は高架になっており、改札口を出ると頭上は京王線が走っています。駅を出て南へ向かいます。
長沼駅です。すっきりした駅です。 - 前方に山が見えます。
駅を出て間もなく北野街道に出ます。信号は「長沼駅入口」です。
北野街道です。横断歩道を渡りましょう。 - さあ、歩きましょう。
少し歩くと、舗装された道は沢を挟んで2つに分かれ続きます。左の道は、「霧降りの道」に続く道です。「殿ヶ谷の道」に行くには、右側の道です。少し行くと右に曲がります。
沢を挟んで2本の道が並行に続きます。 - 左に鳥居が出現します。
右に曲がると左側に鳥居が見えてきます。六社宮の鳥居です。安全を祈願してお参りしていきましょう。
六社宮の鳥居 - 六社宮の境内です。
境内は社殿とその向かいに舞台があります。また、長沼町会の会館が建っています。
右が社殿、左が長沼町会会館 - 「西尾根」への入り口です。
六社宮を出て、道に戻ります。すぐ左に橋があり、道標が立っています。「西尾根」への道標です。
白い手摺の橋と「西尾根」への道標 - 美しく紅葉していました。
舗装道が続きます。モミジが美しく紅葉していました。この辺りには、夏、蛍が見られましたが、今はどうなっているでしょうか?
紅葉の下を歩きます。 - 舗装道路とはお別れです。
また、道標に突き当たります。舗装道は右に曲がっています。道標には右は「行止まり」直進は「井戸たわ尾根」と書かれています。舗装されていない「井戸たわ尾根」方向に直進します。
道標があり、「井戸たわ尾根」方向に進みます。 - いよいよ山に入ります。
道標すぎると沢をまたぐ木橋があり、その木橋を渡ります。そこからはうっそうとした山の中に入ってきたという感じになります。
小さな木橋を渡ります。 - ほぼ、中間地点です。
山道を歩くと道標が現れます。長沼駅からここまで500m歩いてきました。これから絹ヶ丘口まで300mあります。さらに「野猿峠口」までは約500m弱です。今回のコースのほぼ中間地点です。
絹ヶ丘口まで300m - 「井戸たわ尾根」へはここから
道標があり、左に上る道がありますが、この道は前回紹介した「井戸たわ尾根」への入り口です。
左に入ると「井戸たわ尾根」 - これから空中回廊を渡ります。
前方に階段が見えてきます。昔は右側に山道が続いていたのですが、いつも水が浸み出しており道も時々崩れていました。危険のためこの木の階段と木道が作られました。わたしは、ここを空中回廊と勝手に呼んでいます。この空中回廊が出来たおかげで、このコースが歩きやすく大変変化に富んだものになっています。
前方に木製の階段が - 空中回廊を歩きます。
階段を上ると、フラットな木道が長く伸びています。左が山の斜面、右が木の間隠れにわが町の屋並みの一部が見えます。
木の道が続きます。 - 階段を下ります
階段を下りると、空中回廊も終わりです。
下り階段に気を付けて - 大きな橋が見えてきました。
階段を下りると前方に大きな木製の橋が見えてきます。水のない沢に掛かった橋です。名前はなぜかありません。
前方に橋が。 - 橋を渡ります。
道は大きく右に曲がります。橋を渡ると長沼公園の草原に出ます。広々とした草原と高い青空が迎えてくれます。
橋を渡ると草原です - 春は桜の名所となります。
緩やかな階段を上ります。葉の落ちた桜の木がたくさんあります。この桜は、春になると長沼公園をピンクに染めます。ここは、桜の名所です。
葉の落ちた桜は春になるとピンクに染まります。 - 「絹ヶ丘口」です。
階段を上ると公園の西北の端にでます。そこに道標があります。左は「ハイキングコース」、右は「絹ヶ丘口」です。写真の階段を上がると「絹ヶ丘口」です。
階段を上ると「絹ヶ丘口」です。 - 「ハイキングコース」を進みます。
道標から左へ「ハイキングコース」を「野猿峠口」を目指します。
紅葉する山をスケッチする人がいました。 - 右へ上ると「絹ヶ丘口」です。
この辺りはモミジの紅葉がきれいです。右の階段を上ると「絹ヶ丘口」に出られます。
この階段を上っても「絹ヶ丘口」に出られます。 - ゆっくり楽しみながら上りましょう。
歩きやすい階段の道が「野猿峠口」まで続きます。紅葉した木々を見ながら楽しみながら一歩一歩、ゆっくり上りましょう。
紅葉の中を歩きます。 - 目的地に到着です。
目的地の「野猿峠口」に到着です。長沼公園のモニュメントとベンチが3つある広場があります。この広場を展望広場と勝手に呼んでいます。
長沼公園のモニュメントと右奥の展望広場 - 展望をお楽しみください(日野市方面)
展望広場から日野市方面を望みます。京王線、中央線、浅川、そして日野市の街並みが見渡せます。桜の時期は手前の長沼公園はピンクに染まります。
長沼公園と日野市方面を望みます。 - 展望をお楽しみください(八王子市街方面)
展望広場からだと木立がちょっと邪魔なので、少し西側に移動して北西方向を見ると、八王子市街が見渡せます。市のランドマークタワーがひときわ目立ちます。その先、遠方は奥多摩の山々です。
八王子市街を望みます。なお、西側に進むと間もなく野猿街道に出ます。近くにバス停がありますので、京王線北野駅、中央線八王子駅に、反対方向へは京王線南大沢駅に行けます。 また、「野猿の尾根道」を東方向に進んで「霧降り道」を下って長沼方面に、さらに進んで「平山口」まで足を延ばすこともできます。残り少ない紅葉をお楽しみください。以上