「野猿の尾根道」は長沼公園の一番高い尾根で、南側に位置し、東西に伸びています。この尾根道は、西端が「野猿峠口」から東端が「平山口」まで約1kmあります。道幅は広く、ほぼ平坦でとても歩きやすく、犬をつれて散歩する人によく出会います。ただ、道は木々が迫っているため、遠望しながらのウォーキングというわけにいかないのが残念です。
① 「野猿峠口」
野猿街道のバス道から街路を200mほど登ってくれば、ここまで来られます。
「野猿峠口」には大きな3つの石のモニュメントがあります。ここからは、東へ「野猿の尾根道」が続く他、北側へ絹一自治会の街へ下りる遊歩道と「殿ケ谷の道」があります。
② 「展望広場」からの遠望
モニュメントのある場所は広場になっていてベンチもあり、北側が開けており、数少ない見晴らしのよい場所です。春はここからの桜の眺めは圧巻です。すぐ下は絹ヶ丘一丁目の町並み、さらには浅川や八王子、日野の街が見られ、遠くは奥多摩の山々も一望できます。
③ 「井戸たわ尾根」への道
広場の東端は小高くなっており、そこから「井戸たわ尾根」が始まります。
④ 尾根道を歩きます
この辺から山を歩いている気分になります。この様な結構広い道が続きます。
⑤ 野鳥焼きの元祖「鎌田鳥山」です
「野猿峠口」から200m位歩くといい匂いがしてきます。野鳥焼きの元祖「鎌田鳥山」です。この店の歴史は古そうで、私たちの住宅地が造成される前からあったことは確かなようです。
⑥ 「峠の小さな美術館」で芸術鑑賞はいかが
「鎌田鳥山」ほぼ向かい側にあるのが「峠の小さな美術館」です。「鎌田鳥山」の店主の協力を得て,地域の絵画愛好者でつくる「峠の会」が18年(2006年)に開設したもの。見ごたえのある作品が展示されています。
(開館期間:4月~11月、開館時間:10時~16時、休館日:火曜日)
⑦ 「頂上園地」が見えてきた
「峠の小さな美術館」から100m行くと視界が開けてきます。そこが「頂上園地」です。
⑧ 「頂上園地」
「頂上園地」は広い芝生(草原)になっており、トイレや水道があります。ベンチやあずま屋風の屋根付きベンチも設置されており、休憩したりお弁当をいただくのに最適な場所です。
園地の奥から「中尾根」に通じる道があります。
⑨ 「霧降の尾根」との分かれ道
ここまで「野猿峠口」から500mで、全行程の半分になります。
道標があり、左が「霧降の尾根」、直進は「平山口」とあります。長沼駅方面へ行きたい場合は、「霧降の尾根」を利用します。
今回はここまで。
ここから「平山口」までは次回のご案内となります。
以上