絹ヶ丘の四季

長沼公園を始め、絹ヶ丘の四季をご紹介します。

絹ヶ丘でみ~つけた!

井戸たわ尾根を歩きました。(1月16日)

この日は、15度を超える温かさも手伝って、久しぶりに尾根道を歩こうという気になりました。
一番西側にある「井戸たわ尾根」を「野猿の尾根道」から「殿ヶ谷の道」に抜けるコースです。「井戸たわ尾根」は長沼公園内の尾根道の中で、短いながら坂が急で最も険しい尾根道といわれています。
落ち葉が厚く覆う道を歩きながら、葉の落ちた木々の間から絹一の家々の向こうに八王子の市街の高いビルを左手に見ながら下ります。石ころが多くみられる道に出ました。御殿峠礫層とよばれる地層があるのでその一部でしょうか。また、白い細かい砂が露出しているところもあります。昔、この辺りから「磨き砂」が産出していたと聞きます。坂がだんだん急になってきました。慎重に一段一段下りていきます。難所を越えれば、そこは終点「殿ヶ谷の道」です。
何回も歩いた道ですが、今回は落ち葉で滑って尻もちをついたり、急な階段も手を使わないと下りなれないといった体力の衰えを実感した尾根歩きでした。

厚い落ち葉を踏んで歩きだしました。


木々の向こうに八王子市街地のビルが見える。

この石ころは、御殿峠礫層なのか?


この白い細かな砂は、「磨き砂}?

「井戸たわ尾根」の急な下り坂


「井戸たわ尾根」の終点、「殿ヶ谷の道」に出ました。

noura

 

2021年1月25日

今年も長沼公園から四季を発信します。

都立長沼公園に隣接した地域に住んでいる私たちは、1年を通し、すばらしい自然環境の中で生活していることに気づかされます。今年も長沼公園を中心とした四季の様子を拙い文と写真で発信していきたいと思っています。
以下は1月3日の都立長沼公園の冬枯れの様子です。

noura

2021年1月4日

長沼公園初日の出

2021年、明けましておめでとうございます。
今年は、6時50分ごろから朝焼けのグラデーションの中で美しい初日の出日を見ることが出来ました。近場で絶好のスポットに恵まれ清々しい気持ちになれる環境に感謝です。
本年も四季ニュースよろしくお願いいたします。



iwa

 

 

 

2021年1月2日

庚申塔があるのを知っていますか?

六社宮の近くにお地蔵様と並んでちょっと変わった石塔があります。レリーフで描かれた像はだいぶ形が崩れていますが、腕が6本あり顔の表情は怒っているように見えます。そして、その下には三猿も描かれています。また、側面には寛政2年(1790年)と彫られているので、今から230年前に作られたもののようです。

この石塔は、庚申塔とよばれ、江戸時代からこの地域に庚申信仰が根付いていたことがわかります。彫られている像は、青面金剛(しょうめんこんごう)といい日本の民間信仰である庚申信仰の中で独自に発展した尊像で、庚申講の本尊として知られ、三尸虫(さんしちゅう)が体内から逃げ出さないよう押さえる神とされています。また、三猿が描かれているのは庚申信仰は猿との関係が深く、「見ざる、言わざる、聞かざる」の行為の大切さを伝えるためといわれています。

長沼に長くお住いで26代目、95歳の長老のお話で「庚申様は手が8本(二・四・六・八臂の場合もある)なので賢いんだといわれていた。昔は、この地域で講中(庚申講)を作って例えば、葬式があると旗を作ったり、墓穴を掘ったりして、お互いが助け合った。向こう三軒両隣で、ご主人の体が悪いと、助けに行ったものだ。最近は不幸を喜ぶ風潮がある。さみしい時代になった。」とお話しされていたのが印象的でした。

六社宮の近くにある庚申塔(左)と地蔵

6本の腕を持つ青面金剛のレリーフ像

「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿

石塔の側面に寛政二庚戌四月とある

 

 

2020年12月14日

木々は越冬の準備(12月13日)

紅葉もそろそろ見納めです。紅葉した葉を落とす木々も多くなりました。木々が紅葉し、葉を落とすのは寒い冬を乗り越える準備のためです。
木々は、晩夏から秋に形成された冬芽(とうが)で、休眠・越冬して、春に伸びて葉や花になります。寒さを防ぐため鱗片(りんぺん)でおおわれています。また、冬になると気温が下がり、乾燥した地中から水を吸い上げにくくなるため、水分が出ていきやすい葉の部分を落として体の水分が失われるのを防いでいます。このように葉が落ちた枝に葉の痕跡が残ります。これを葉痕(ようこん)といいます。この葉痕がどこか人面に似ていておもしろいという葉痕ファンがいるようです。
12月12日(土)にカメラを担いで、冬芽と葉痕を見つけに長沼公園を歩いてみました。結果は以下の不出来な写真です。木々の名前がわからないのと、葉痕はこれまで意識して観察したことないなど、もう少し勉強が必要のようです。

2020年12月14日

今年の紅葉もそろそろ見納めです。(12月6日)

12月に入り、1週間経ちました。今年の長沼公園の紅葉もそろそろ見納めのようです。最後の力を振り絞って私たちに美しい景色を見せてくれます。これからは、葉を落とすと空が広くなります。

noura

2020年12月7日

紅葉しています。(11月19日)

11月14日の長沼公園の紹介で、紅葉はまだ早く、今月末か12月ではとコメントしましたが、長沼公園の石碑のあるモミジの美しい場所の紅葉は、ご覧のような見ごろとなっておりました。場所によって木の種類によって進み具合が違いますね。訂正並びにお詫びです。今度の3連休が見ごろでしょうか。3密を避けてご覧ください。

 

 

 

noura

 

2020年11月19日

秋、真っただ中、野猿の尾根道を歩いてみました。(11月14日)

秋、真っただ中の11月14日、野猿の尾根道を野猿峠口から平山口まで歩いてみました。秋晴れが続いている八王子ですが、この日も抜けるような青空で、気温も20度、歩くのにちょうどいい陽気でした。土曜日のこの日は、結構人出が多く、トレッキング姿の個人やグループの人たち、ご夫婦でゆっくり散歩を楽しむ方、スポーティーな姿で脇を走り抜ける人、多くの人がいろいろな形で秋を楽しんでいました。
注目の紅葉ですが、朝晩の冷え込みが弱いこともあって、もう少し先という状態でした。11月末から12月にかけてが見頃でしょうか。

野猿峠口からセイタカアワダチソウの向こうに市街を


自転車に乗って展望広場まで来てくれました

鎌田鳥山の前の色づいたモミジ


峠の小さな美術館は公開中です

お二人でゆったりお散頂上園地から南大沢方面をみる

抜けるような秋晴れの青い空


霧降の道への分岐点付近で

見渡しの良い東屋に到着です


平山口に近い東屋周辺で

平山口に到着です

2020年11月16日

知っていますか?「皇太子殿下御会遊所碑」

野猿の尾根道沿いに100年前からあるという鎌田鳥山があります。そのお店の前、尾根道から一段高いところに板状の石碑があるのをご存じでしょうか。その碑には「皇太子殿下御会遊所碑」と刻まれています。碑の裏側に回ってみると、碑が建てられた理由が次のように彫られていました。

昭和三十年三月二日
皇太子殿下第四回サモア會を當亭に催し會友二十五名と共に親しく當亭の小鳥料理を食召さる誠に恐惶感喜の至り堪へさる所なり、茲に謹みて碑を建て以て永く之を記念す。
昭和三十年九月一日
鎌田 ○○
大山 ○○

昭和30年3月2日、現在の上皇様が皇太子時代に友人25人と鎌田鳥山でサモア会を催し、野鳥料理を召し上がったことに感激して、鎌田、大山両氏が記念の碑を建てたということのようです。昭和30年は1955年で今から65年前、上皇様は21歳でした。当時は皇太子殿下をどのようにお迎えしたのでしょうか。また、サモア会とは?、いろいろ知りたいことが広がります。

「皇太子殿下御会遊所碑」


石碑の裏側

 

 

 

2020年11月16日

殿ヶ谷の道を六社宮まで歩いててみました、

前日の雨が上がり、久しぶりに太陽が顔を出した10月18日(日)、絹ヶ丘口から六社宮まで、殿ヶ谷の道を歩いてみました。
寒い日が続いたので紅葉は進んだかと思いましたが、まだまだという感じ、長沼公園の紅葉はやはり11月ということでしょうか。雨上がりの道は一部、ぬかるんでいましたが、約20分で六社宮に到着しました。

桜の木はすっかり紅葉していました。

チカラシバの群生とエコパッチ(後方の茂み)

 

名前がないので「ななしバシ」を渡ります。

木道「空中回廊と呼んでいます」を渡ります。

 

根が露出した道を歩きます。

 

ひよどり沢にかかる木道、六社宮はもうすぐそこ

 

六社宮に到着、この鳥居は長泉寺にあったものを移設したそうです


御神木からパワーをいただきましょう。

2020年10月19日