8月15日(木)10時から絹ヶ丘1丁目自治会館で丘台連絡会が開催されました。話しあわれた内容は以下の通りです。
司会をする吉田会長
会場風景-1
会場風景-2
【報告事項】
北野台自治会・・・①夏祭りは8月11日、12日に行われ無事終了しほっとしています。②ふれあい北野台は《お隣さん同士声を掛けあって!》というところから始まっています。具体例として、お隣さんの変化をキャッチし、民生児童委員、高齢者あんしん相談センターが連携し、食事も摂れないお年寄りを救急搬送し事なきを得ました。③車を利用する訪問介護士の駐車場の確保について協力の申し入れがありました。介護者が増える中、継続性が大事なのだと痛感しています。④防犯については「侵入窃盗が多発」しており「防犯対策費補助金」活用し広報誌を通じ注意を喚起しています。
北五自治会・・・①7月7日、東京都防災学習センター派遣講師による防災セミナーを実施しました。②夏祭りは北野台自治会と一緒にやらせて頂きました。(参加者1,800人/2日)③自治会費銀行への振り込みが、来年度より廃止することになりました。今後は知恵を出しながら対応策を考えて行きたいと思っています。
絹ヶ丘(2丁目)町会・・・①夏祭りは7月20日(土)21日(日)に実施しました。20日は雨になり、途中で急遽中止にしました。熱中症による事故があったりで大変でした。日曜日は晴天に恵まれ盛況に終わりました。今年は高嶺団地自治会に声を掛けましたところ、事前・当日の準備に多くの支援を得ました。特に子ども会が大変熱心でその他の行事でも一緒にやりたいとの申し出があり今後が楽しみです。来年は準備段階から声を掛けて実施したいと考えています。②8月上旬に熱中症の方が出てしまいました。また、特殊詐欺も注意の呼び掛けたにも拘らず6月上旬2日間に亘り250万円を騙し取られました。警察は開示してくれませんので事情が良く分かりませんが今後の対策を考えたい。③11月、6年振りに芸能祭を実施する予定です。④12月に防災セミナーを予定しています。④地域案内板に個人情報が載っているため9月には新しいものにする予定です。
片倉台自治会・・・①夏祭りは7月27日(土)、28日(日)の2日間でお年寄りと今年は親子連れが多く3,000人の参加がありました。例年出店は15店ですが今年は20店に増えました。「3世帯に亘る自治会にしたい」が私の願いであり、子どもに喜んで貰えたのが嬉しかったです。自主防とコラボし、スタンドパイプで校庭に向け放水しました。②3年に1回改訂の自治会名簿は会員には名前だけのものを配布し、住所・電話番号入りは100部作って㊙扱いとしています。③東京都防災学習センター派遣講師による防災セミナーを11月に予定している。一昨年は各家庭での防災を、昨年は地域防災を、今年は避難所移動を予定している。10月片倉台小学校との合同訓練を予定している。④スマホ教え合い「スマホワイワイサロン」が人気で男性高齢者が多く参加している。テーマは毎回変えていますが原則フリーです。
絹ヶ丘1丁目自治会・・・①夏祭りは8月24日(土)お客さん本位の盆踊り中心から、いろいろなパフォーマンスによるみんなが参加できる形式で実施する予定です。高齢化でスタッフが不足しており、共同開催も含め参考にしていきたい。②10月27日に安否確認訓練を予定しています。スタンドパイプが3台あり、いざという時に使えるよう3班に分け使いこなせるように訓練していきたいと思っています。11月30日に防災訓練を実施します。
社協支え合い推進課はちまるサポート由井・・・第4次いきいきプラン八王子策定計画地域座談会「誰もが地域の力になれる仕組みづくり」を企画しています。詳細は追ってお知らせ致します。協力をお願いいたします。②はちまるサポーター制度を試験的に立ち上げます。相談したい方にご案内頂きたく追って紹介させて頂きます。③「はちまるサポート活動報告書」ができましたのでご案内させて頂きました。
高齢者あんしん相談センター由井・・・「食べる楽しみ大発見!教室」を8月22日(木)開催します。管理栄養士が来て「孤食フレイル予防」のお話を予定しています。また、料理サークル「作って食べる会」の説明会も行いますので、お近くの方は是非参加ください。
高齢者あんしん相談センター長沼・・・①「長沼かわらばん」で成年後見制度・予防簡単レシピを取り上げています。②Shall Weストレッチの参加者を募集しています。講師は本格的な社交ダンスの先生で本格的な指導を受けられます。希望の方がいましたら是非、参加をお願い致します。
NPO法人おさふく・・・①認知症患者を支える男性介護者の集まり「ケアメン・カフェ」の活動がタウンニュース多摩に掲載されました。掲載されることで市内の認知症家族会の活動が広がればと期待しています。②今年で3回目となる「シニアのためのうきうきファッションショー2024」が12月1日(日)に開催を予定しています。このファッションショーは、フレイル予防と生きがいづくりを目的としています。モデル参加者を募集していますので、ご周知にご協力をお願いします。
梶原前市議会議員・・・他地区同様、家の中での熱中症高齢者が出ました。子どもの熱中症対策も含めて独居高齢者に対する対策の必要性を感じました。以前、各自治会子ども会単独でのミニバス・ソフトボールのチームが立ち行かなくなり、高嶺団地子ども会が軸になり一緒に活動した時期がありました。夏まつりの運営も当時の子ども会のような形態も考えられていくのかな、と感じています。
【審議事項】
1.生活にかかわる相談事は
- 地域には、はちまるサポート、高齢者あんしん相談センター、民生委員など対応してくれる人や組織がある。はちまるサポートは全ての相談に対応する役割を担っております。ご相談は一旦お預かりし高齢者あんしん相談センターにお繋ぎし一緒に対応する場合もあります。18歳迄のお子様の相談は子ども家庭支援センターにお繋ぎすることが殆どです。
2.北野台の防災調査状況について
- 「東京都の防災キャラバン」の一環として「住民アンケート調査」を実施しました。アンケート結果を受け問題点は何なのかこれから内容審議に入ります。今後の展開は丘台連絡で報告します。ディジタル活用、具体的アンケート4項目(①防災②デジタル活用③住民向けアンケート調査支援④見守り、多文化共生)について相談できたらと思っています。
3.訪問医療の実情(数井先生から報告)
- 訪問医療の中で、人生最期に関わっていると「今生活していることが重要」だとつくづく感じます。少子化と高齢化の問題を真面目に考えると、本当に大変だと思います。数年後、介護ヘルパーさんがいない、特に若いヘルパーさんがいない。訪問医療はヘルパーさんがいないと仕事ができない。更にいえば、老人ホームがどうなるかもわかりません。地域活動を広めるしかないわけです。「平時から面倒でもお付き合いしましょうね」という考え方で、皆さんと一緒に地域活動を広めていきたい。元気な人が弱者に手を差し伸べる仕組みができないか…と思っています。訪問Bの救いを求めている人とやってあげたい人とのマッチング…みなさんと協働の仕組みを作りたい。
4.地域の要支援者のサポート
- 片倉台は、一人の避難困難者に2人の支援者を付けるという行政の「行動困難者支援名簿」の策定は無理で、やむを得ず今の「安否確認の方式」を取っています。
- スマホで安否確認できませんか。「動けなくなっているので助けてね」とか「近くにいるから私が行きましょうか」とかできるといいですね。
- 確認は要援護者については個別に声を掛けています。自ら進んでやる方法は、ネット使える人がどれだけいるか、本人が使える状況にあるかが問題で、もっとスマートな方法があれば良い。
- 絹一では、安否確認訓練は了解を取って防災メモを作成しています。要支援者については訪問して状況を把握します。
- 「認知症は地域で丸毎見守っていくことが大事」という「大牟田方式」があるそうです。ネットワークがきちんとしていれば数井先生のおっしゃる「協働の仕組」ができていくのではないかと思います。
- 地域協働の仕組づくりは数井先生からのご指摘でもあります。各自治会で良く揉んで、結果を丘台に報告して頂きたい。
- 周辺の状況がどの程度掴めるか考えなければならないと思います。それにより対応は変わってくると思います。
- 結論を出すのは難しいと思います。お互いに意見交換し合い個別案件として検討していくしかないと思います。ケア問題には問題意識を持って貰い、個別案件として検討していきたい。如何でしょうか。
5.空き家問題
- 懸案の再確認を致します。空家問題は八王子市は「草木の越境は催告のお手伝いはさせて頂きます、
- 近隣の空家相談はある程度纏めて相談下さい、住まいの活用ノート等については必要あればいつでも声を掛けて下さい」となっています。一向に進まない課題対策を今後どうすべきか吉田さんに相談致しました。
- 空家問題は個別案件として扱うしかないと思います。防災問題は一緒に考えていく必要があります。
- 防犯上の問題や景観上の問題は個別案件で対応するしか仕方がないと思います。
- 行政は私有権のある所にはナーバスになっています。我々は防災上心配なので草を刈りたいだけです。
- 住民の8割の賛成があれば付け火をされても燃えないように草刈りを認めて呉れればよい。権利の侵害を問題にしている訳ではありません。自治会には個別の空家を対処する能力はありません。片倉台にも課題の空家は結構あります。剪定だけの問題です。行政が課題を限定して対処すれば全く問題はない筈です。
- 認知症大牟田方式や空家対策先進事例があります。ゼンリン住宅地図に住民票を重ねれば「未来空家」も「一人暮らし高齢者」も可視化できます。医療介護が課題で「リアルタイム可視化」の時代になっています。
- 個別問題で対処しながら、内容によっては市長にも働き掛けていきたいと思います。
- 空家については現状認識と空家を増やさないことが重要です。住み続けるのであれば何か起こった時の連絡先が必用であり、第一連絡先、第二連絡先を作りました。
- 相続の省令も昨年4月より変わっており、相続人の定義をはっきりさせ特定空家に厳しく対応していくことになっています。先進的な課題にも取り組んでおり、このような場があることは素晴らしいことだと思います。母の実家が茨城県筑西市にあり母の兄弟は97歳から6人健在で、連携が非常に良く取れています。見守り方式で参考にできることもあると思います。
参加者;数井クリニック/NPOおさふく、絹ヶ丘1丁目自治会、北野台自治会、北五自治会、絹ヶ丘自治会、片倉台自治会、高齢者あんしん相談センター長沼、高齢者あんしん相談センター由井(佐藤)、社協支え合い推進課はちまるサポート由井、梶原前市議、村松市議、渡口市議、事務局(廣川)