昭和20年7月、東京都心部から八王子に疎開をしてきた品川区の小学4年生神尾明治くんが、米軍戦闘機P51の機銃掃射を受け亡くなりました。悲報を聞いた母親は、形見となった遺品のランドセルを明治くんに一番良く似た相即寺堂内のお地蔵様に背負わせました。そのお地蔵様が「ランドセル地蔵」として、悲劇を伝承し続けています。ランドセル地蔵が安置されている「相即寺延命閣地蔵堂」は、毎年、6月23日、7月8日、8月8日の3日間のみ一般に公開しポラーノは、この出来事を知って、長年、サロンなどで皆さんに折ってもらった鶴を千羽鶴として仕上げ、戦争のない平和な世の中であるよう奉納してきました。今年も、最初の御開帳日である6月23日にポラーノから有志が集まり、ランドセル地蔵がある相即寺を訪問し、千羽鶴を奉納、平和を祈願してきました。