絹ヶ丘の四季
絹ヶ丘でみ~つけた!
自治会館の前に馬頭観音があるのを知っていますか。
自治会館の前、セブンイレブン方面に上る坂道の入り口の左に小さな石碑があるのをご存じですか。石碑の表には「馬頭観世音」、側面には明治20年3月1日と刻まれています。(明治20年は1887年)
下の地図の左側は、明治39年測量による自治会周辺の地図、右側は現在の地図です。オレンジ色の線は昔の道を現在に重ね合したものです。すると、春日橋辺りから、今の京王線、北野街道を突っ切って、自治会館の前を右にカーブ、馬頭観音の脇を通って、今の野猿街道につながる道が存在していたことがわかります。野猿街道は昔、小野路街道とよばれ、八王子から町田の小野路、さらには鎌倉街道につながる主要道路でした。小野路街道は野猿街道に沿って今でも古道が残っています。自治会館の前に馬頭観音があるということは、この道を人や荷物を積んだ馬が往来していたことを物語っています。
馬頭観音は、観世音菩薩の化身の一つで、唯一、怒った面相で宝冠に馬頭をいただき、悪魔を馬のような勢いで打ち負かすといわれています。江戸時代になって馬が移動や荷運びの手段として使われるようになり、馬が急死した道端などに供養塔として馬頭観音が多く祀られたと言われています。100年以上も前に自治会館の前を人や馬が通り過ぎたのを想像するのも興味深いですね。
左が明治39年測量の地図右は現在のもの
自治会館の前、上り坂入口付近
馬頭観音と彫られた石碑
馬頭観音という文字が読み取ることができる。
梅雨の中休み(6月21日)
今年の梅雨入りは、沖縄から東海地方までは、5月中の梅雨入りと平年より大幅に早くなっていましたが、関東甲信では6月14日と、ここ10年で最も遅い平年より1週間遅れの梅雨入りとなりました。
6月21日は、梅雨の中休み?時々、日が差す陽気の公園を歩いてみました。斜面の草原には地味ですがたくさんの種類の花がさいていました。お花畑を歩いている楽しい気持ちになりました。晴れ間をねらって、公園散策もいいですよ。
ヤマボウシとハナミズキの競演です。
今、絹ヶ丘東緑地でハナミズキとヤマボウシとが競って咲いています。
この花々(木々)については、このページで何回か紹介していますが、この2つの花はとてもよく似ています。生まれは、ハナミズキはアメリカでヤマボウシは日本と遠く離れていますが、2つは同じ、ミズキ科 / ヤマボウシ(サンシュユ)属で兄弟・姉妹のような関係で似ているのも当然です。
ハナミズキとヤマボウシの見分け方は、
項 目 |
ハナミズキ |
ヤマボウシ |
原産地 | 北米東部からメキシコ北東部 | 中国、朝鮮半島、日本 |
開化の仕方 | 花が先 | 葉が先 |
開花の時期 | 晩春 | 初夏 |
苞(ほう)の形 | 丸くて割れている | 先がとがっている |
花が咲くのは、ハナミズキが1か月くらい早いらしいのですが、なぜか、絹ヶ丘東緑地では、いま、同時に咲いています。ですから、2つの違いを観察することができます。ぜひ、この2つの花の違いを観察しに絹ヶ丘東緑地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
noura
新緑の長沼公園です。(4月24日)
桜が終わったと思ったら、あっという間に木々の葉が小さな黄色から大きな緑に成長していました。5月は草木の緑とさわやかな風がコロナで荒んだ気持ちを穏やかかにしてくれます。
ド根性?「すみれ」が咲きました。
ちょっと前に「ド根性大根!」といって、道路の片隅に大根がガンバって成長しているといったことがニュースになりました。これは、U字溝の際のアスファルトがはげ落ちたわずかなスペースにスミレが可憐に咲いていました。スミレには「ド根性」は似合いませんね。「健気なスミレ草」と呼びましょう。
緑の森のアート/峠の美術館
緑の森のアート/峠の美術館が八王子絹ヶ丘587番地にオープンし、「陶と花の展示会」4月20日~25日
迄 模様されました。特別企画のミニミニコンサートも大勢の観客でした。
これからも、「緑の森のアート/峠の美術館」として多種企画されるとの事です。
案内状
陶器と花
コンサート風景
小さな美術館
kase
桜は散り始めました。(3月28日)
この日の天気予報は曇りのち雨、強風が吹くということでした。公園はご覧のように桜は満開、強い風が吹くと花びらが散って美しい桜吹雪状態でした。これからの雨が心配ですが、一日も長く咲き続けてほしいものです。
noura
桜が一気に咲きだしました。(3月21日)
3月21日は朝から雨が降ったりやんだり、風も強かったのですが、気温は20度近くまで上昇しました。このところの陽気で長沼公園の桜は、一気に咲きだしました。今日は、花を咲かせた桜にとって生憎の天気でしたが、これから見頃になっていくと思われます。緊急事態宣言が解除されましたが、感染が収まったわけではなく、お花見も感染防止対策を行って楽しみたいものです。
春はそこまで(3月7日)
三寒四温とはよく言ったもので、昨日は15度を越える春の温かさ、今日は一転10度前後の冬の寒さとなりました。
3月5日は「啓蟄」でした。「啓蟄」とは、大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃ということのようです。ヨモギもきれいな緑の葉を伸ばしていましたし、フキノトウも蕾が開いたものが多くみられました。肝心な桜ですが、蕾がだいぶ大きくなってきていますが、蕾が割れていないので、もう少し時間がかかりそうです。それでも、開花予想が例年より早いそうですから、20日ごろには、開花するかもしれません。昨年も今年もコロナの影響でみんなで桜を楽しめないのは寂しいですね。
ヨモギでいっぱい
まだちょっと固い桜の蕾
noura
長沼公園 ヤドリギ「宿り木」発見
自ら光合成をして長時間かけ間借りした植物を枯らすことなく共存しながら成長するヤドリギ。
冬の間は緑のヤドリギも見つけやすいので、木の上を眺めながらヤドリギさがしも楽しいですよ。
「球体の半寄生植物」 kase