絹ヶ丘の四季
絹ヶ丘でみ~つけた!
知っていますか?「皇太子殿下御会遊所碑」
野猿の尾根道沿いに100年前からあるという鎌田鳥山があります。そのお店の前、尾根道から一段高いところに板状の石碑があるのをご存じでしょうか。その碑には「皇太子殿下御会遊所碑」と刻まれています。碑の裏側に回ってみると、碑が建てられた理由が次のように彫られていました。
昭和三十年三月二日
皇太子殿下第四回サモア會を當亭に催し會友二十五名と共に親しく當亭の小鳥料理を食召さる誠に恐惶感喜の至り堪へさる所なり、茲に謹みて碑を建て以て永く之を記念す。
昭和三十年九月一日
鎌田 ○○
大山 ○○
昭和30年3月2日、現在の上皇様が皇太子時代に友人25人と鎌田鳥山でサモア会を催し、野鳥料理を召し上がったことに感激して、鎌田、大山両氏が記念の碑を建てたということのようです。昭和30年は1955年で今から65年前、上皇様は21歳でした。当時は皇太子殿下をどのようにお迎えしたのでしょうか。また、サモア会とは?、いろいろ知りたいことが広がります。

「皇太子殿下御会遊所碑」
石碑の裏側
殿ヶ谷の道を六社宮まで歩いててみました、
前日の雨が上がり、久しぶりに太陽が顔を出した10月18日(日)、絹ヶ丘口から六社宮まで、殿ヶ谷の道を歩いてみました。
寒い日が続いたので紅葉は進んだかと思いましたが、まだまだという感じ、長沼公園の紅葉はやはり11月ということでしょうか。雨上がりの道は一部、ぬかるんでいましたが、約20分で六社宮に到着しました。

桜の木はすっかり紅葉していました。

チカラシバの群生とエコパッチ(後方の茂み)
名前がないので「ななしバシ」を渡ります。

木道「空中回廊と呼んでいます」を渡ります。

根が露出した道を歩きます。

ひよどり沢にかかる木道、六社宮はもうすぐそこ

六社宮に到着、この鳥居は長泉寺にあったものを移設したそうです
御神木からパワーをいただきましょう。
9月の長沼公園(9月13日)
八王子の8月の気温は、毎日30度を超える暑い日が続きました。9月になって台風の影響もあって、はっきりしない日がつづき、30度を切る日がでて、朝晩は涼しくなってきました。13日久しぶりに公園を歩いてみました。
この日も太陽は厚い雲に隠れ、時折、雨がぱらつく天気でした。公園は、桜の木は少し黄ばんでいますが全体は、まだまだ夏の景色でした。ただ、蝉の声に交じって虫の声が聞こえてきます。残り少ない花にチョウなど昆虫が忙しく飛び交っていました。ススキの穂も目立つようになり秋がすぐそこに来ていることを感じました。しかし、家に戻る頃には汗びっしょり、涼しい秋はもうちょっと先かなと思い直しました。
以上
知っていますか!越野(打越・北野)境界基準雷松跡記念碑
町内の西北端、坂上通りを野猿街道に出る少し前の左角に石碑があります。知っている人はたくさんいると思います。
石碑には「越野 打越・北野境界基準雷松跡記念碑」と掘ってあります。以前から碑の裏面にはどのようなことが彫ってあるのか、気になっていました。今回、思い切って石碑の裏に回ってみて何が彫ってあるか見てみました。
内容は「雷松の由緒」について3つのことが記されています。
①昔、夏になるとここにあった松の大木によく雷が落ちた。住民は、この大木を雷松と呼ぶようになった。②この辺には松の大木が多くあった。北条氏照の家臣の大石某が松の下で自害した。雷松はこの大石松と並んで有名である。③明治3年、山林の所有を巡って争っていた北野村と打越村が、第三者の立会いの下、この松を基点に境界線を引き円満解決した。
この雷松は宅地造成する際、切り倒されたそうです。昭和41年、雷松の由緒を後世に残すため、この松に縁のある打越町と北野町の町会が碑を建立したのだと思います。
昔があって今があります。歴史を後世に残すことは大切なことです。この碑を残してくれた先輩に感謝します。また、山林の入会地や大石松のこともさらに調べてみるのも面白いですね。
雷松の由緒(一部省略)

絹一自治会の西南部の角地にある碑

碑には、越野(打越・北野)境界基準雷松跡記念碑と彫られている。

碑の裏目には雷松の由緒が彫られている。
長沼公園の山百合
梅雨の晴れ間(7月19日)
中尾根から西の沢を渡って西尾根まで歩いてみました。
中尾根と西尾根の間の谷には西の沢が流れています。以前に紹介した中尾根は、頂上公園の北側から霧降の道の出るルートです。その行程の3分の2ぐらい下りた地点に左(西側)に入る道があります。「西の沢」の道標があるので、そこがスタート地点です。道は、下っており、一部、路肩注意箇所がありますが、急坂は階段になっており、比較的歩きやすくなっています。下り坂を下り切ったところで小さな木の橋が現れます。西の沢に掛かる橋です。沢を覗いてみるとほとんど水が流れていませんでした。この辺りはヤマアジサイが道の両側にたくさん咲いていました。ここからは上り坂が続きますが、緑の雑木林の中を気持ちよく歩けました。最後の上り坂を上り切ると西尾根に出ます。左、野猿の尾根道、右、長沼駅0.7kmの道標が立っています。ここが終点です。ゆっくり歩いて約20分のコースでした。

振り向くと結構急な階段を下りてきました。

路肩注意の箇所もあります。

ヤマアジサイの道を歩きます。